ETFって何? インデックスファンドとの違いを解説! 積立NISAでの運用はどっちがいいの!?
こんにちは! たくモンテです!
今回のテーマは、
「積立NISAで運用するのは、インデックス・ファンド、ETFどっちがいいのか」
という話です
積立NISAで定額積立をする時、この2つのどちらを投資するのか迷われる方が多いかなと思ったので、記事にしました!
ETFという言葉は聞いたことあるけど、どーゆーものかわからない!って方も安心ください。
今回はその部分も解説していますので、最後までおつきあいいただければな〜と思います。
ちなみにインデックス・ファンドについては以下の記事で解説していますので、
ぜひよければ!
さあ、いってみましょう!
1. ETFとはなんだ
ETFとは、「Exchange-Traded Fund」の略称であり、日本では別名「上場投資信託」とも呼ばれています。
インデックス・ファンドと同じように株式指数やセクター指数の値動きに連動するように指数を構成する銘柄の中から投資対象が選定され、ファンドに組み込んで運用されている指数連動型の投資信託です。
この株式指数は、インデックス・ファンドの時に紹介させていただいたもの(日経平均株価等)になります。
またその他にも債券や原油、金、農作物などの商品先物指数など様々なセクター指数に連動するものが選べます
そう、投資信託であることは、インデックス・ファンドと同じなんです!
では気になるのが、インデックス・ファンドと何が違うのかですよね!
2. ETFとインデックス・ファンドの違い
先ほど、ETFとは上場投資信託と呼ばれていると紹介させていただきましたが、
この「上場」しているというのがまずポイントです!
これにより2つの違いがあります。
2-1 市場が開いている時はいつでも売買できる!
ETFは上場している為、株式のように市場が開いている間であれば、いつでも売買することができます。
実はインデックス投資信託を始めとした投資信託は、注文をしてすぐに売買ができるわけではありません。
ETFは買いたいタイミングですぐ買えるというのがポイントです!
2-2 価格はリアルタイムで変動!
株式と同じく、ETFの価格は市場が開いている限り、常に変動しています。
また、株式と同じように市場で指値/成行注文が可能です。
インデックス・ファンドの場合は基準価額をもとに購入価額が算出されます。
そして、もう一つの本とはコストです!
ETFとインデックス・ファンドではコストに違いがあります。
2-3 ETFの方がコストが安い!
コストは毎年支払わなくてはならないものなので、低いことに越したことはありませんね。
しかし!実は近年インデックス・ファンドの信託報酬は下がってきています!
つまりコストが低くなってきている。
例えば、米国の指標「S&P500」のETFとインデックス・ファンドの有名どころの
信託報酬の比較をしてみると、あまり変わりがないのがわかると思います!
・ETF
銘柄:SPY
信託報酬:0.0945%
・インデックス・ファンド
銘柄:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬:0.0968%以内
ETFの方がコストが低いことがほとんどですが、コストの優位性は低くなりつつあるよってことは押させえておいてください!
一般的な例になりますが、以下に違いをまとめました。
※実際には異なる場合もあります。
ETF | 投資信託 | ||
上場・非上場 | 上場 | 非上場 | |
取得可能な時間 | 取引所の取引時間中 | 申込期間中の9時~15時 | |
取得価格 | リアルタイムで変動する市場価格 | 1日1回算出される基準価額 | |
取得場所 | 証券会社 | ファンドごとに異なる販売会社で、証券会社や銀行、郵便局など | |
買い方 | 証券会社を通じ、市場で指値/成行注文で取得(株式と同じ方法) | 販売会社を通じ基準価額をもとに購入価額を算出して購入 | |
コスト | 取得時の費用 | 市場で取得する際に、証券会社により異なる売買委託手数料 | ファンドによって、また販売会社ごとに異なる販売手数料 |
信託報酬 | 非上場の投資信託に比べ低い | 一般的にETFより高め | |
売却・解約時の費用 | 市場で売却する際の売買委託手数料など | 信託財産留保額や換金手数料がかかる場合がある。 | |
分配金・配当 | 分配金は課税対象です。 元本払戻金(特別分配金)はありません。 |
普通分配金は課税対象です。 元本払戻金(特別分配金)となる場合があります。 |
3 積立NISAの場合、ETFとインデックス・ファンド どちらに投資すべきか?
3-1 積立NISA(定額積立)にはインデックス・ファンドがオススメ
投資には正解がない為、あくまでオススメという形で紹介させていただきますが、
定額積立投資であれば、「インデックス・ファンド」への投資をオススメします!
理由は、以下2つあります!
・積立NISAだと投資信託の方が選択肢が多い!
・ドルコスト平均法でリスクマネジメント!
1. 積立NISAだと投資信託の方が選択肢が多い!
最近ではすっかり馴染みになった「積立NISA」ですが、簡単に説明すると、
「利益に対する税金20.315%がタダになる」 というものです。
例えば、100円で買ったものが120円になり、20円の利益が出たとしましょう。
普通の講座で運用していた場合、この利益の20.315%の税金を払う必要が発生します。
しかし、積立NISAの枠内で運用した商品に関しては、この税金が免除されるというものです。
※年間の上限金額は40万円で20年間非課税
しかし、この積立NISA、選べる銘柄は金融庁の方でいろいろな基準をもとに決められているのですが、
ETFの数は7本(2020/12現在)と取り扱いが少なく選ぶ選択肢が少ない為、
より取扱いの数が多いインデックス・ファンドがオススメです!
(インデックス・ファンドは156本と選択肢が多いです。)
2.ドルコスト平均法でリスクマネジメント
定額積立投資のメリットはなんといっても、
高値づかみのリスクを軽減し、逆に安い時にはたくさん買えるということです!
以下の図をみてください。
5回に分けて購入することで、平均購入価格は9059円となっています。
これが一括購入だった場合どうでしょう?
運良く6000円の時購入できていればかなりの得ですが、もし、
1万3000円の時に買っていたら悲しいですよね。
かといって、毎日価格を確認して価格が下がるのを待ち続けるというのは面倒くさいですし、それでは定額積立をする「手軽さ」がなく、得策ではありません。
※待ち続けることで買う機会を損失する可能性も。
積み立て最大のメリット「ドルコスト平均法」とは?積み立てと一括購入で成績がどう変わるかを検証し、投資初心者に「積み立て」をおすすめする理由を紹介|投資信託おすすめ比較[2020年]|ザイ・オンライン
さあ!では、この「ドルコスト平均方」と「インデックス・ファンド」はどう関係してくるのか。
そして、なぜインデックス・ファンドがオススメか?
先日インデックス・ファンドは100円から、金額指定で購入ができるよ!
という話をさせていただきましたが、これががっつり関係していきます!
例えば、毎月1万円を積立投資することにしているたくモンテさんがいるとします。
今日は、投資をする日だから商品をみてみると、
インデックスファンドもETFも価格は3,600円でした。
◼︎ インデックス・ファンドを買う場合
金額指定で10,000円分買うことにしました。
すると、27,777口を保有することができました。(基準価額が変わらなかったと仮定)
※ 式:口数=購入金額÷(基準価額÷1万口)
◼︎ ETFを買う場合
ETFの価格は3,600円。投資金額は10,000円なので、
2株は保有できますが、2,800円残ってしまいました。
※ 式:株数=購入金額÷株価
つまり、せっかく毎月定額(10,000円)を投資すると決めていたのに、
価格によっては、お金が手元に残ってしまうのです!
対して、インデックス・ファンドであれば金額指定で買うことができるので、
このような余りは出ず、定額積立に適していると言えます。
3-2 ETFは定額積立に適していないのか?
今回、定額積立にはインデックス・ファンドがオススメだよってお伝えしましたが、
ETFが定額積立に適していないという話ではないので、安心しください!
相対的にみて、インデックス・ファンドの方が「定額積立」の恩恵を受けられるよ!
という話です。
今回の記事の結論!
積立NISAを使用した定額長期積立を考えている人
→ インデックス・ファンドがオススメ! でした。
今回の記事が皆様の投資の参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました!