株式投資初心者はインデックス投資からがオススメ! 本「敗者のゲーム」に学ぶインデックス投資のメリット
こんにちは!たくモンテです。
今回のテーマは株式投資の中でもインデックス投資です!
本屋によく行かれる方なら、このワードを聞いたこともあると思います!
金融リテラシーを学ぶのに、本を読んでインプットをすることは大切ですが、
やはりアウトプットをすることも大切です。
投資にはリスクがつきもの。
お金が減ってしまうリスクがある為、金融関係のアウトプットをためらってしまう気持ちはよくわかります。
私も過去株に興味を持ち、株関連の本を読み、講座開設までしたものの、
なにひとつ取引をしなかったことがあります。
当時は大学生であった為、お金もなかったので、お金を失うことが本当に怖かったんですよ。
しかし、投資のリスクばかりに目がいってはいませんか?
銀行に預けておけばお金が増えた時代とは違い、今は銀行に預けても金利はほぼ0%なので増えません。(なのにお金おろすときは手数料がかかる日がある。)
もし日本の物価があがったら、銀行に眠っているお金の実質的な価値は下がってしまうだけです。
日本の物価があがり今まで100円で買えたハンバーガーが120円になったとしましょう。そのとき銀行に預けている100円が120円に増えていない限り、このハンバーガーは買うことができず、100円の実質的な価値は下がったと言えます。
つまりは銀行にお金を預けることもリスクなんです。
銀行に預ける行為というのは、日本がインフレしないことにかけるという投資だったんですね。
実際に投資をしてみることで得られるメリットは多い為、
まずは少額からでいいので、始めてみるのをオススメします!
※投資は余裕資金で!
ちなみに株式投資は人生の早い段階で始める方がその恩恵を受けやすいです。
ここらへんの話はまた別でお話させていただきます。
前置きが少し長くなりましたが、今回は株式投資の中でも、
特に初心者にオススメ(初心者以外にももちろんオススメ)のインデックス投資
について、有名な本「敗者のゲーム」の内容を織り交ぜながらお話させていただきます!
今回参考にした本はこの本!「敗者のゲーム」著:チャールズ・エリス
ではいってみましょう!
1. まず投資信託(ファンド)ってなに?
今回お話するインデックス投資は、インデックス・ファンドに投資をすることをいい、
このインデックス・ファンドとは投資信託の種類になります。
いろいろ単語が出てきて、頭がごちゃごちゃになっちゃいますので、
投資信託 → インデックス・ファンドの順で説明させてください。
投資信託とは、大勢の投資家から集めたお金が、運用会社にプロの担当者によって
国内外の株式や債権、先物、コモディティ(金や石油など)、不動産などの運用資金に投資され、リターンの獲得を目指す金融商品のことを言います。
また、これをファンドとも言います。
要はみんなからお金を集めて、投資家の代わりにいろんなところに投資を行ってくれるということです!
「オラに元気を分けてくれ〜」って感じですね。
確かにそのおかげで悟空は魔人ブウを倒して、地球人は平和という大きなリターンを
得ていましたね (笑)
1-1 投資信託のメリット
メリット1:少額から分散投資ができる
分散投資には3種類あるのですが、投資信託はこのような分散投資をしてくれます。
・資産の分散(特性の異なる複数の資産の組み合わせ)
・地域、通過の分散(複数の地域や通過の組み合わせ)
・時間の分散(投資のタイミングの分散)
また、少額から始められると書きましたが、
証券会社によっては100円から買えるところをあるということで驚きです!
メリット2:基本的に買ったらほったらかしでOK
様々な金融商品に投資する場合、世界の経済状況や、金利・為替動向などの知識が必要になりますが、
投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロが投資方針や、どこに投資するかというのを決めてくれます。
つまりは、投資家自身が金融商品を分析する必要はなく、買ったら定期的に、
運用状況を確認するだけでOKなんです!
これが、投資初心者が投資信託をオススメされる所以です。
2. ならインデックスファンドってなに?
投資信託(ファンド)には、2種類あるのですが、
「インデックス・ファンド」と「アクティブ・ファンド」になります。
インデックス・ファンドとは、特定の株式指標(インデックス)と同じ値動きをするよう運用されるファンドのことを言います。
この株式指標というのは、取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すもので、
例えば日本であったら一番有名なのが、「日経平均株価」ですね。
ニュースで、今日は日経平均が何年かぶりの高値ですとか報道されていますよね。
日経平均株価は、東証1部に上場している全銘柄の中から選ばれた225銘柄の平均株価。
株価は業績によって大きく変化する為、1年に1回225銘柄の銘柄入れ替えが行われる。
その他、一部ですが指標を例としてまとめました。
もちろん表以外の国でも指標は存在していますので、あくまで一部の例です。
対象国 | 指標(例) |
日本 | 日経平均株価 |
TOPIX | |
米国 | NYダウ |
ナスダック総合指数 | |
S&P500 | |
中国 | 上海総合 |
香港 | ハンセン |
ちなみにもう一つ「アクティブ・ファンド」とは、
ベンチマークを上回る運用を目指して積極的に銘柄の入れ替えを行います。
このベンチマークに採用されるのは、日本であれば日経平均やTOPIXといったように、
上記で紹介した指標が主になります。
指標をベンチマークにすることで、投資家に成果がわかりやすいですからね。
3. ではなぜインデックスファンドを選ぶのか?
ここからはなぜ、インデックス投資を選ぶのかその理由を、
本「敗者のゲーム」を参考にご説明します。
尚、この本はアメリカで出版されたものの為、アメリカの市場を軸に話の展開がされています。(しかし今やグローバル社会なので日本にも適用できると考えます。)
3-1 市場は敗者のゲーム
敗者のゲーム?なんじゃそりゃですよね。
まず事実として、投資のプロが運用するアクティブファンドですら、市場の平均以上の結果を出すのは困難だと言われています。(短期で見ると勝つかもしれないが、長期では負けているのがほとんど)
ここからやや難しい内容ですので、なるほどそうゆう計算かと、軽く読むくらいで
構いません。
平均的なファンドコストは、3.25%(以下内訳)
取引コスト(売買手数料並びに売値と買値の差)として買いに1%、売りに1%、アクティブ運用の為の投資顧問料を1.25%と仮定。
つまりはアクティブ・ファンドが市場平均に勝つためには、当たり前ですが、このコスト以上の実績が必要
例えば、市場収益率の平均が10%とすると、
アクティブ運用機関が市場平均と同じ成績を上げるための収益率は、コスト支払い前では13.25%である必要がある。
つまりは、市場並みの収益率を得るためには、市場の32.5%を上回らなくてはならない。
これが、ほとんどの機関がマネーゲームに負けてきた理由。
過去のデータを見ても、プロの運用するファンドの3/4以上が、S&P500株価指数を下回る成果しか挙げられていない。
運用のプロでもその大多数が、長期的にみると市場の平均を上回る成果を出せないということを認識してください。
では個人投資家は?という疑問が浮かんだんじゃないでしょうか?
残念ながら、アクティブな個人投資家はさらに悪いです。
機関投資家は個人投資家とは比較にならない力を持っています。
なぜなら彼らが動かすお金は個人投資家の比ではない為、証券会社も見返りに有益な情報を提供しているからなんです。
さらに、最先端な市場情報機能を装備し、企業なトップとも頻繁に接触しているので、情報の優位性も格段上と言えるんですね。
もちろん例外はありますが、つまりはざっくりこんな感じ。
市場 〉 機関投資家(アクティブ) 〉 個人投資家(アクティブ)
3-2 勝ち続ける為の最も簡単な方法それは、「ドリーム・チーム」への投資
結論から言うと、投資において勝ち続ける為の最も簡単な方法は
「インデックス・ファンド」を活用すること。
インデックス・ファンドは前述の通り、市場をそっくりそのまま再現します。
この市場を支配しているのは、マーケットのプロ達なので、
市場の動き=プロの動きとも言えますね。
(大きなお金を動かせるマーケットのプロ達が投資をすれば、その銘柄は高騰し、
逆をすれば、暴落する。)
つまりは、インデックス・ファンドを買うということは、
投資のプロ達(ドリーム・チーム)の総意を結集したのと同じ意味を持つ。
かの有名な投資家ウォーレン・バフェットも、個人投資家はインデックス・ファンドを活用すべきだと主張していることはご存知ですか?
「ほとんどの投資家(個人・機関投資家を問わず)にとって、株を保有する最善の方法は、手数料の低いインデックス・ファンドに投資することである。手数料やコストを差し引いた後でも、ほとんどの運用機関を上回る成果を上げることができるだろう」
もちろん中にはインデックス・ファンドに勝てるアクティブ運用機関もあるでしょう。
しかし、どの機関が長期的にも勝てるかなんて事前にわからないですよね。
だったら、インデックス・ファンドに投資する方が賢明であると考えます。
なんせそれは、「ドリーム・チーム」の力の結集なのだから。
最後にインデックス・ファンドのメリットをお伝えします。
一部、投資信託のメリットと重複してますが、ご了承ください。
3-3 インデックス・ファンドのメリット
1. 相対的に高いリターン
長期的に見て85%のアクティブ・マネジャーは市場平均に勝てず、どのマネジャーがトップ15%なのか事前に見分けるのは不可能。
2. 低コスト
運用報酬は年率で0.2%以下(一般のアクティブ運用は0.5〜0.6%)
3. 株式売買頻度が低いため、売買手数料は年率10%
売買頻度が低い為、その分手数料が抑えられます。
アクティブ・ファンドは積極的に銘柄を変える分、この手数料がかさむ。
また、マーケットインパクト(買いに出たことによる値上がり、売りに出た為の値下がりといった、自らの行動によるマイナス効果)も低いのがポイント。
4.便利
あまり運用実績を管理しなくていい。
基本、ほったらかし投資でOKです。
5. 不安や後悔を感じなくてすむ
相場動向や投資戦略、マネジャー選択といった判断をする必要もなく、特定個別銘柄への投資割合も低いため、さらに致命的なミスをおかす心配もない。
6. 運用目的、長期投資方針といった最重要課題にだけ専念できる
運用自体はほったらかしでOKなので、他のことに時間を使えます。
以上になりますが、いかがだったでしょうか?
なぜインデックス投資がオススメであるかわかったでしょうか?
私自身もインデックス投資はしておりますが、他にも個別株にも投資している身です。
投資については厳密にこれが正解だ!とは言い切れないですが、
投資初心者の方はまず、インデックス投資から始めてみるのが簡単かなと思います!
ぜひ参考にしてみてください!
以上、たくモンテでした!